【ポケモンUSM】シーズン16使用構築 ラグマンダ偽装ヤーティ改【最高レート2000】

☆注意

この記事ではロジカル語法こそ使用しませんが、役割論理でしか使われない専門用語のようなものが登場します。

また、各ヤケモンの論理wikiでの評価はシーズン16終了(2019/9/3)時点のものです。最新の評価は各自論理wikiをご確認ください。

☆最高レート&パーティ
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構築名の改は識別用程度で大した意味はありません。

シーズン7で同じ並びを使用した時の記事はこちら

☆個別解説

一度同じ並びを使用しているので変更点や環境の変化に関する部分が中心になります。

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ボーマンダ れいせいHC252D4@ドラゴンZ(いかく)

流星群/大文字/ハイドロポンプ/地震

竜枠・論理wikiでの非メガ型の評価は二軍。

Z消費後でも無振りメガバシャーモを75%の乱数で落とせ、カバルドンランドロスの混乱実に怯えずに済むハイドロポンプを採用。ヒードランにもある程度の打点になるため地震を打つ機会が減ったので地震の枠は見直しの余地があるかもしれない。

選出率は最下位。

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ラグラージ いじっぱりHA252D4@ラグラージナイト(しめりけ→すいすい)

地震/アクアテール/馬鹿力/ストーンエッジ

メガ枠その1。論理wikiでは2018年2月の議論で二軍に昇格した。

変更点無し。環境的にはメタグロスアームハンマーの採用率が上がったためナットレイではなくこちらで対処することが多くなった。ただし地震で無振りメガメタグロスすら75%の乱1なうえ、メガ前での繰り出しで思念の頭突きやアームハンマーが直撃すると5割程持ってかれるので過信せずアムハン1発でゲームセットのナットレイよりはマシくらいの認識で。雷パンチの採用率が下がったことも考えてギャラドスとセットで見ることも視野に入れたい。

対面性能の高さやメガ枠であることも考えるとなるべく先発で出したいところだが、草技持ち、挑発持ち、トリック持ち、眠り無効のフィールド、オニゴーリといったあらゆる先発起点作りラグラージを意識したポケモン(ヤグラージには有効でないものも含む)を先発に出されるので一見有利対面でも特に相手の草技は警戒したいところ。カプ・コケコの無強化草結びや積んでいないウルガモスギガドレイン*1は確定耐えするので状況次第では草技が想定されようが居座らせるのも手ではある。

選出率は5位。

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ナットレイ ゆうかんH236A252B20@こだわりハチマキ(てつのトゲ)

ジャイロボール/パワーウィップ/タネマシンガン/叩き落とす

鋼枠その1・草枠。論理wikiでの評価は一軍。

シーズン9以降使用している4n-1、6n-1にして物理耐久を底上げした型をそのまま使用。カプ・レヒレに投げられるポケモンが他にいないことを考えるとH252の方がいいかもしれない。ちなみにHPを落としている関係でB20振りでダメージ量が変わらない場合の物理耐久は落ちているため、A特化キノガッサのテクニシャンマッハパンチが98.4%の乱数2発から確定2発*2になるなど、すべてのケースで物理耐久が上がるわけではない点には注意。

選出率は1位。

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ヒードラン ひかえめHC252D4@こだわりメガネ(もらいび)

マグマストーム/ラスターカノン/大地の力/めざめるパワー(電気)

炎枠・鋼枠その2。論理wikiでの評価は一軍。

メガリザードンXを一撃で倒せる他、バシャーモドヒドイデへの打点にもなる大地の力とドヒドムドーやレヒレカグヤの並びに一貫し、身代わりテッカグヤに身代わり連打で外しやPP切れ(オーバーヒートの場合は能力ダウンも)待ちをされないめざめるパワー電気を採用。シーズン前半は4枠目を原始の力で採用し、それで一度1900まで到達したものの1690ぐらいまで溶かしたので一番使用機会の少なかった原始の力を投げ捨てて採用を決意。想定した刺さり方はほとんどしなかったがバシャーモに捨て気味に投げた結果炎ワンウェポンのバトンバシャだったため裏のギャラドスを破壊して勝つなど面白い刺さり方をすることもあったので地雷と割り切るなら悪くない技という印象。

選出率は3位。

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バンギラス いじっぱりHA252D4@バンギラスナイト(すなおこし→すなおこし)

ストーンエッジ/嚙み砕く/馬鹿力/冷凍パンチ

メガ枠その2・悪枠・ボーマンダ対策枠。論理wikiでの評価は一軍。

グライオンで詰まないように冷凍パンチを採用したが、グライオン入りにはラグラージの方を選出することが多く、結局ボーマンダに対する命中安定(+カバルドンに一貫する)遂行技として使われるのがほとんどだった。地震の仮想敵のうちギルガルドクチートラグラージヒードランを出すことが多かったのでので問題ないがカプ・コケコ、羽休めサンダー、電気テクスチャーポリゴンZあたりはバンギラスで見なければならないこともあったので難しいところ。散々説明したせいで結局冷凍パンチか地震かしか書くことがない。

選出率は4位。ちなみに3位から5位までの選出率は僅差。

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ギャラドス いじっぱりHA252B4@ミズZ(いかく)

アクアテール/地震/ストーンエッジ/氷の牙

威嚇枠。論理wikiでの評価は一軍。

Z枠であるボーマンダの選出率が低かったこと、主な役割対象がどちらもランドロスバシャーモであるため同時選出にはなりにくいか、余裕があるときしか同時選出にはならないと考えてより選出率の高いギャラドスにもZクリスタルを持たせた。これによりランドロスカバルドンに高い打点を持てるため先発に出しやすくなる、リザードンメガシンカ先やゲッコウガのタイプ変化先を問わず安定した打点になるなどのメリットがあったが、構築上先発にカプ・レヒレを誘うためナットレイの出し負けをカバーしやすくなる(=ナットレイを先発に出しやすくなる)ゴツゴツメットにも一定の利点はあると感じた。

選出率は2位。

☆重かったポケモン

ジャラランガ

そりゃあね。

ラグラージギャラドス(型次第ではヒードランも)あたりは一撃で倒されることはないのでこれらのうち2体を当てて無理やり倒して裏2体に対して残ったこちらのポケモンが有利なら勝てないこともない。

先発ラグラージジャラランガ対面で欠伸やら吠えるやらを警戒して挑発から入ってくれると能力上昇前に地震を叩き込むことができて、上昇後と合わせていい乱数を引けば倒せる場合もある。

ちなみにカプ系やメタグロスと同時採用されているものはシャドーボールやヘドロ爆弾を無効化できる防弾が多いのでナットレイに繰り出してきたところに鉢巻ジャイロボールが直撃して倒れてくれるなんて甘い話は残念ながらありません。(通っても耐久無振りすら乱数1発だが)

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☆戦績

最高レートはページ上の画像の2000。最終レートは下の画像の1921でした。
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最終的に溶かしているとはいえ過去に20後半まで行けた構築なのでもう少し上を目指したかったところですが、2000到達まででも大苦戦したことを考えるとこれが限界かなという気もします。

シーズン16で対戦していただいた皆さん、対戦ありがとうございました。

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*1:C特化だと12.5%で落ちるが、ギガドレインを採用する型は耐久を確保するために火力を削っていることが多い

*2:A+2テクニシャンマッハパンチに対してはダメージ量がちゃんと減るためH252B4、H236B20ともに93.8%の乱数1発なので剣舞マッハパンチを絶対に耐えなくなるということはない。

【ポケモンUSM】シーズン15使用構築 アクテ入りメガヤャラドスヤーティ【最高レート2037】

☆注意

この記事ではロジカル語法こそ使用しませんが、役割論理でしか使われない専門用語のようなものが登場します。

また、各ヤケモンの論理wikiでの評価はシーズン15終了(2019/6/18)時点のものです。最新の評価は各自論理wikiをご確認ください。

☆最高レート&パーティ
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並び自体は有名なものですね。言い方を変えればパクリ

☆構築経緯

んなもんパクったの四文字で終わりだろ

元となった有名な並びのラティアスを日食ベースウルトラネクロズマに変更した構築をインターネット大会『ウルトラスーパーハイパーチャレンジ』で使用し、使い勝手が良かったので元の構築も強いのではないかと考え通常レートでの使用を検討し始める。しかし、元の構成のままではガルミミガッサに勝てそうに見えなかったので(見えなかっただけで2000達成者は処理ルートをきちんと確保していたのかもしれないが)勝てそうなポケモンを探したところ、メガガルーラギガインパクト以外のすべての攻撃を確定で耐え、無振りメガガルーラをZ雷で62.5%の乱数1発で落とせ、また耐えられたり猫だましを入れられても最悪静電気の麻痺や捨て身の反動で誤魔化しが効くうえにミミッキュキノガッサと対面しても致命的な出し負けにはならないデンキZサンダーが条件を満たすことに気づき採用。その他細部を調整し完成。タイトルに入ってるポケモンを細部扱いしていいのか?

☆個別解説

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ラティアス ひかえめHC252B4@こだわりメガネ(ふゆう)

流星群/サイコキネシス/波乗り/シャドーボール

竜枠。論理wikiでの評価は二軍。

ラティの火力が低い代わりに耐久が高い方。火力や耐久の差は種族値にして10や20という一見小さな差だがその差によってメガバシャーモの飛び膝蹴りを確定3発(ラティオスだと30.5%の乱数2発)に抑え、その一方で耐久無振りの霊獣ボルトロスすら眼鏡サイコキネシスで18.8%の低乱数1発(ラティオスなら87.5%の高乱数1発)なので遂行に裏の起点にされるリスクの大きい流星群を打たざるを得ない場面が増える。第七世代環境では強力なフェアリー(特に出し負けると皮を残したまま剣の舞を積まれて負け一直線のミミッキュ)の蔓延によりドラゴンを先発に置いて有利対面からサイクルを崩壊させるという動きが難しくなったためか後発に置いても繰り出し回数を確保しやすいラティアスが一定の評価を得ている。

また、ラティオスにも共通する特徴だが、素早さ種族値が高いため、耐久を確保した遅めの霊獣ボルトロスデンジュモクに対して先手を取れるのは他の電気対策枠にはない利点だと感じた。

技構成は一致技の流星群とサイコキネシスは確定。残りは炎への打点の波乗り、最後の一枠には鋼が一体しかいないので重くなることが想定されるカプ・テテフを意識してシャドーボールを採用したが、実際にテテフに打つ機会は少なくむしろギルガルドに対して打つことが多かった。

選出率は最下位。そもそもボルトロス入り以外にはほとんど出さなかった。

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ナットレイ ゆうかんH236A252B20@こだわりハチマキ(てつのトゲ)

ジャイロボール/パワーウィップ/タネマシンガン/叩き落とす

鋼枠・草枠。論理wikiでの評価は一軍。

鉢巻を持たせることで見た目に似合わない高い遂行速度を確保したナットレイ。その辺りの説明は過去の記事でもしたので省略。この構築の場合のみ言えることは鋼枠が一体しかいないのでHP管理は他の構築以上に慎重に行う必要がある。

今期多く見かけた耐久振りのデンジュモクには鉢巻パワーウィップですら耐えられる場合があり、さらにデンキZ持ちの場合は蛍火からのZ10万ボルトで確定で落とされるため対面ですら負ける危険性がある。その場合はZ読みで役割の薄いポケモンを犠牲にするなどの立ち回りが必要となる。ちなみに蛍火Z10万ボルトや蛍火+ビーストブーストで特攻が4段階上がったエナジーボール、草結びは砂嵐状態のメガバンギラスですら耐えないのでバンギラスを同時選出していても安全とはいえない。

技構成は一致技のジャイロボールとパワーウィップは確定。残りは身代わり対策のタネマシンガンとそこそこの一貫性を持ち、持ち物に依存するポケモンを機能停止に追い込める場合がある叩き落とすを採用。最近増加傾向にある混乱実リサイクル食いしん坊カビゴン木の実を持っている時に叩き落とすを当てればリサイクルができなくなり機能停止するが炎のパンチ、ノーマルZなど裏目も多く、そもそも低威力の叩き落とすで拘ること自体にもリスクが伴うのであまりアテにしない方がいい。

選出率は1位。

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サンダー ひかえめHC252B4@デンキZ(せいでんき)

雷/熱風/ボルトチェンジ/めざめるパワー(氷)

ボーマンダ対策枠…にはバンギラスもいる。じゃあこいつは何枠なんだ 論理wikiでの評価は二軍。

第六世代・ORAS期に行われたポケモンスクラップ2016という大量のポケモンパンや飴を食べさせられるキャンペーンで入手可能だった課金ポケモン

デンキZを持たせることで電気等倍以上のポケモンに対する決定力を確保でき、これによりメタグロス、ゲンガー、ガルーラ、ミミロップといった強力なメガシンカポケモンのほとんどの攻撃を耐えて乱数1発から確定1発で倒せるようになり元来の広い攻撃範囲や不利対面であっても先手を取れるなら削りを入れられるボルトチェンジと合わせて高い対面性能、先発性能を確保できる。

技構成は一致技の雷とナットレイハッサムへの遂行技の熱風、攻撃と同時に交代できるボルトチェンジ、氷4倍ポケモンへの打点のめざめるパワー氷で確定。

選出率は3位。後述するカプ・レヒレの持ち物がミズZのため2Z構築だが、サンダー自体は不一致技でも役割遂行ができるポケモンなので少なくとも2Z選出時にサンダー側がZを使えなくなることでのデメリットはあまり感じなかった。

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カプ・レヒレ ひかえめH236B20C252@ミズZ(ミストメイカー)

ハイドロポンプ/ムーンフォース/草結び/めざめるパワー(炎)

ジャラランガが一定数採用されるようになったことで需要が増したフェアリー枠。論理wikiでの評価は一軍。

高めの耐久、優秀な耐性と特性ミストメイカーによるミストフィールドの展開で状態異常対策が可能な点が特徴のポケモン。ただし最も厄介な状態異常である眠りに関してはカバルドンブラッキーなどの欠伸持ちはともかく、催眠術・キノコの胞子・眠り粉の主要な使い手であるゲンガー・キノガッサデンジュモクフシギバナなどに悉く一致弱点を突かれるので単体では対策になりえない点に注意。また自身には元々無効だが後続の接地しているポケモンにドラゴン耐性を付加できるのも特徴で、これによりバンギラスやメガギャラドスメガリザードンXの剣の舞逆鱗やアーゴヨンの悪巧みZ流星群といった強力な一撃を安全に受けられるようになる。これらの効果は当然相手側の(接地している)ポケモンにも適用されるため、ラティアスの流星群が弱体化、サンダーの静電気が発動しないなどマイナスに作用する場合もある。

技構成は一致最大火力のハイドロポンプムーンフォースは確定。残りは一致技両方を半減する草鋼複合への打点のめざめるパワー炎、最後の一枠には吹雪を採用していたが何の役にも立たなかったので最終的にまだ打ちたい場面があった草結びに変更。その草結びも1回メガラグを倒すのに使っただけだったが。

選出率は5位。メガギャラドスを採用するヤーティではギャラドスメガシンカで耐性が変化しても自分側のサイクルが崩壊しないよう通常ギャラドスの役割をある程度カバーできるポケモンを採用するのが鉄則だが、通常ギャラドスとしての運用を含むギャラドスの方に信頼を置いていたためかむしろギャラドスと役割が被るこちらの選出率が落ちジャラランガ避けの置物と化してしまったという印象。サンダーもZを持っている2Z構築のため2Z選出を避けるためにカプ・レヒレの選出を避けたという部分も否定できない。

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バンギラス いじっぱりHA252D4@バンギラスナイト(すなおこし→すなおこし)

ストーンエッジ/噛み砕く/馬鹿力/地震

メガ枠その1・悪枠その1・ボーマンダ対策枠その2。論理wikiでの評価は一軍。

圧倒的な種族値を利用してリザードンボーマンダといった強力なメガシンカポケモンを後出しから対処することが可能。この並びではカプ・レヒレのミストメイカーのドラゴン半減を利用して悪巧みドラゴンZアーゴヨンを安全に処理する動きも可能だが、実際にはカプ・レヒレを選出できないことの方が多く、そのギミックを利用する機会は少なかった。

技構成は一致技のストーンエッジと噛み砕くは確定。残りはノーマルや鋼、サザンドラへの打点となる馬鹿力、最後の一枠には炎や地面がいない関係で重くなりそうなクチートギルガルドを意識した地震を採用したが、ギルガルドはともかくクチートと対面することはなかったので他の技でもよかったかもしれない。

選出率は2位。

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ギャラドス いじっぱりHA252B4@ギャラドスナイト(いかく→かたやぶり)

アクアテール/地震/ストーンエッジ/氷の牙

メガ枠その2。威嚇枠でもあるがメガシンカすると威嚇を失い、ゴーストの一貫を切る悪枠としてはあらかじめメガシンカしておかないと機能しないという難儀なポケモン。それゆえ論理wikiでは通常ギャラドスが一軍とされているのに対し、メガギャラドスは二軍という扱いになっている。

メガシンカでタイプを変化させられるポケモンの中では唯一メガシンカ前後両方がヤケモン足り得るポケモンであり、それを利用して水飛行タイプ特性威嚇の通常ギャラドス、水悪タイプ特性型破りのメガギャラドスそれぞれとしての運用のほか、前者に対して打たれる電気技や岩技などの威力をメガシンカすることで抑える、威嚇を利用して繰り出した後、もしくは場に出してから即メガシンカすることで威嚇の恩恵を受けたままメガの火力上昇や悪タイプの耐性、型破りの効果を利用するなどその運用法は多岐に渡る。ただし、ギャラドスの役割における威嚇と飛行タイプの比重は非常に大きく、また、単純に弱点が増えることもあり、メガシンカのタイミングを誤ると同時選出した場合のバンギラスメガシンカできなくなることも含めて自分側のサイクルを崩壊させかねないなど柔軟性に反して運用の難易度は極めて高い。

技構成はメガ前後共通の一致技のアクアテール、メガシンカ状態なら型破りで浮遊に通り、ギルガルドメタグロス、ゲンガーへの遂行技にもなる地震リザードンXY両方への遂行技のストーンエッジ、氷4倍ポケモンへの打点の氷の牙で確定。メガシンカせず運用する場合も多かったため個人的にはよほどのこと*1が無い限り噛み砕くやアイアンテールといったメガシンカしないと使い物にならない技を入れるより通常ヤャラドスのテンプレ構成の方が安定すると思った。ただそれらの技が無いことで持ち物をメガストーンにする必然性がやや薄れてしまったため『メガギャラドス』を採用する上での最適解とまで言い切れるかには疑問が残る。

選出率は4位。

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☆戦績

最高レートはページ上の画像の2037。最終レートは下の画像の1905でした。
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例によってレートを維持できず溶かしてしまいました。元の並びには2100達成者もいること、またボスラッシュの開催が決定していたことを考えるともう少し上を目指したかったところです。

シーズン15で対戦していただいたみなさん、対戦ありがとうございました。

Twitterアカウント:@YARVERHEAT

*1:ウルトラスーパーハイパーチャレンジなどの伝説解禁環境でのネクロズマ対策としての噛み砕く採用など

【ポケモンUSM】シーズン9使用構築 王位簒奪テテフヤーマンダ【最高・最終レート2013】

☆注意

この記事ではロジカル語法こそ使用しませんが、役割論理でしか使われない専門用語のようなものが登場します。

また、各ヤケモンの論理wikiでの評価はシーズン9終了(2018/5/15)時点のものです。最新の評価は各自論理wikiをご確認ください。

☆最高・最終レート&パーティ

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ゲーム画面は2000チャレンジ前のものしか用意できませんでしたなwwwありえないwww

☆構築経緯

シーズン8で使用した並びのニドクインの腐りやすさ、選出率の低さから別のポケモンへの変更を検討。種族値の高い準伝説であり、広範囲の数値受けが可能で格段に腐りにくいであろうカプ・テテフを採用した。

☆個別解説

構築経緯の通りシーズン8からそのまま使っている個体もいるのでシーズン8の記事も併せて読んでいただけるとわかりやすいと思います。という文言に従うと似たような文言があってシーズン7の記事までたらい回しにされる

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ボーマンダ ゆうかんHA252D4@ボーマンダナイト(いかく→スカイスキン)

捨て身タックル/ハイパーボイス/地震/大文字

メガ枠その1・竜枠。論理wikiでの評価は一軍。

シーズン8から変更なし。高火力・広範囲の両刀アタッカーであるため受けループに強く、また音技を採用できるので分身バトンにも最低限の耐性を確保できる。これらの戦術の対策を汎用性を損なわずに行えるのも利点である。

選出率は最下位。

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カプ・テテフ ひかえめH236C252D20@とつげきチョッキ(サイコメイカー)

サイコキネシス/ムーンフォース/サイコショック/気合玉

ニドクインから女王の座を簒奪して投入された補完枠。強化アイテムではないとつげきチョッキを持たせないとヤケモンとして運用できないため論理wikiでは一軍でも二軍でもなく「チョッキヤケモン」という隔離カテゴリに分類され、とつげきチョッキ容認派のヤロテスタントのみが使用する。

霊獣ボルトロスに対する性能は電気耐性がないためボルトチェンジが無効にできない、悪巧みからのデンキZを耐えられない、C200フィールドサイコキネシス耐え調整をされていると一撃で落とせないなどの穴がありニドクインの方が安定するが、それと引き換えに弱点を突かれない特殊アタッカー全般にまで薄く広く役割範囲を拡大できる。

その他にはフェアリータイプを持つためジャラランガZの能力上昇を阻止できる、サイコフィールドの先制技無効の効果によってナットレイキノガッサマッハパンチから保護できるなどの利点があった。

技構成は一致最大火力のサイコキネシスムーンフォースは確定。残りは受けループや瞑想、蝶舞持ちに有効なサイコショックヒードランナットレイなどの鋼への打点となる気合玉を選択。

選出率は5位。

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ナットレイ ゆうかんH236A252B20@こだわりハチマキ(てつのトゲ)

ジャイロボール/パワーウィップ/タネマシンガン/叩き落とす

鋼枠その1・草枠。論理wikiでの評価は一軍。

特殊方面の役割対象の一部をカプ・テテフに任せることができると考え、最大HPに対するゴツゴツメットのダメージの割合を落としつつ物理耐久をわずかに底上げしてミミッキュの剣舞シャドークローZを耐える確率を高められるこちらの配分に変更した。

選出率は2位。

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ヒードラン ひかえめHC252D4@こだわりメガネ(もらいび)

マグマストーム/ラスターカノン/大地の力/原始の力

炎枠・鋼枠その2。論理wikiでの評価は一軍。

カプ・テテフを採用したことで重くなると考えられる相手のヒードランの処理ルートを増やすために大地の力を採用したが、実際に大地の力でヒードランを落とした試合は最終日に1回あった程度なので対ヒードランという観点での有用性はやや怪しい。交換読みでバシャーモを落とす、ドヒドイデを削るなど役に立った場面はあるので全く使えない技などということは一切ないが。

選出率は4位。

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バンギラス いじっぱりHA252D4@バンギラスナイト(すなおこし→すなおこし)

ストーンエッジ/噛み砕く/馬鹿力/地震

メガ枠その2・悪枠・ボーマンダ対策枠。論理wikiでの評価は一軍。

カプ・テテフを採用したことで重くなると考えられるギルガルドヒードランなどの鋼を意識して地震を採用したが冷凍パンチの方がよかった場面も少なからずあったので一長一短といったところ。

地震持ち個体の減少によってメガ同時選出時の非メガでもボーマンダをある程度対処できるが、警戒されにくくなったと考えているのか地震持ち個体の場合まだバンギラスを見せていない場面でも交代読み地震を選択してくることが体感では増えたので一応注意。

選出率は3位。

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ギャラドス いじっぱりHA252B4@ミズZ(いかく)

アクアテール/地震/ストーンエッジ/氷の牙

威嚇枠。論理wikiでの評価は一軍。

シーズン8から変更なし。先発対面したランドロスに水Zを撃っても襷で耐えられて岩石封じ2回で削られる、ステルスロックを撒かれる、岩石封じ+大爆発で瀕死か赤ゲージまで持ってかれるなどのパターンが多かった。ランドロス自体はいずれにしても撃破できるのでランドロスのみを見るために選出しているなら問題ないが、他にもギャラドスの役割対象がいる場合苦しい試合展開となる。

選出率は1位。

☆重かったポケモン

アームハンマー持ちメタグロス

ナットレイに役割破壊技で致命傷を与えてくるポケモンは他にもいる(めざ炎持ちのフェアリーなど)が、それらのポケモンは耐久が低いか一致弱点を突けるかなので対面なら撃破自体は可能だが、こいつの場合ナットレイ側から一撃で倒すことができない。雷パンチがなければギャラドス、冷凍パンチがなければボーマンダで(あと試していないがおそらく地震が無ければヒードランでも、ただしナットレイが倒された後に死に出しする想定だと1体瀕死、1体赤ゲージとなることを考えるとそこから勝利するのは現実的ではないが)倒せる場合がある。

余談だがギャラドスと対面するとメガシンカ読みでアームハンマーを選択してくる場合がある。ナットレイが役割破壊された後にギャラドスを出した際に低負担でメタグロスを突破できる場合もあるが、逆に先発ギャラドスメタグロスの対面から雷パンチ読みでナットレイに交代するときに直撃すると目もあてられない事態になる。

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☆戦績・その他余談

最高・最終レートともにページ上の画像の2013です。なぜゲーム画面がないのかというと2000達成したのが本当にメンテナンス開始(=シーズン終了)直前の試合だったためです。最終日に潜り始めた時点では1866しかありませんでしたが徹夜してなんとか2000まで上げることができました。それ以前に一度2000チャレンジまで到達していたことはあるものの正直無理だと思っていましたがどうせならシーズン終了ギリギリまで対戦した方が悔いが残らずに済むと考えて潜り続けました。その結果なんとかレート2000を達成できたものの、この構築を思い付いた時点ではもう少し上を目指せると思っていたので正直悔い自体は残っています。

シーズン9で対戦していただいた皆さん、対戦ありがとうございました。

Twitterアカウント:@YARVERHEAT

【ポケモンUSM】シーズン8使用構築 メガシンカしたヤーマンダヤーティ【最高レート2006】

☆注意

この記事ではロジカル語法こそ使用しませんが、役割論理でしか使われない専門用語のようなものが登場します。

また、各ヤケモンの論理wikiでの評価はシーズン8終了(2018/3/13)時点のものです。最新の評価は各自論理wikiをご確認ください。

☆パーティ&最高レート
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☆構築経緯

シーズン7で使用した並びを元に、ギャラドスナットレイメガバンギラスヒードラン+補完2枠の並びが強いと考え構築を開始。補完2枠には上記4体で受けられない雷パンチバシャーモ、霊獣ボルトロスカミツルギに役割を持てるポケモンが求められる。シーズン7で使用していたボーマンダ(対雷パンチバシャーモカミツルギ)をメガシンカ型に変更し、メガラグラージの代わりに同じ地面タイプでメガ枠を使わずに霊獣ボルトロスに役割を持てるニドクインを採用した。

☆個別解説

構築経緯の通りシーズン7からそのまま使っている個体もいるのでシーズン7の記事も併せて読んでいただけるとわかりやすいと思います。

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ボーマンダ ゆうかんHA252D4@ボーマンダナイト (いかく→スカイスキン)

捨て身タックル/ハイパーボイス/地震/大文字

メガ枠その1・竜枠。構築経緯を読めばわかる通り軸ではないのだが、これといった構築の特徴がこのポケモンしかないので構築名に入れざるを得なかった。論理wikiでの評価は一軍。

メガシンカによって高威力の飛行技が使えるようになり、また耐久が向上するためバシャーモにより安定して役割を持てるようになる。そのためバシャーモに対してはギャラドスボーマンダ以外の2体という選出でないと他の部分で穴が開く場合以外はすべてこちらで対応していた。めざ氷は事故

技構成は一致最大火力の捨て身タックル、飛行技との補完に優れ、ヒードランへの遂行技でもある地震は確定。残りは反動回避、ゴツメなどの接触系スリップダメージ回避、身代わり対策のハイパーボイスハッサムナットレイへの遂行、テッカグヤエアームドへの役割破壊に使える大文字を採用。

選出率は5位。バンギラスと同時選出した場合カミツルギにはメガせず大文字でも遂行可能なのでメガシンカさせない場合もある。(特に剣の舞をされた場合)メガシンカで耐久を上げないと攻撃を受けきれない場合もあるので必ずしもシンカさせないのが正解ともいえないのが難しいところ。

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ニドクイン ひかえめHC252B4@いのちのたま (ちからずく)

ヘドロウェーブ/大地の力/大文字/吹雪

霊獣ボルトロス対策の補完枠。論理wikiでの評価は二軍。

役割対象は霊獣ボルトロスをはじめとしてカプ・コケコ、サンダーなどの電気やクチートなどの鋼。

特性:ちからずくによって強力な特殊技の威力を強化できるほか、いのちのたまの威力上昇効果はそのままに反動ダメージをなぜか無効化するので、三種の神器といわれながらもこだわり2種と比べると使い勝手が悪く採用しづらい(当ブログに記事のある過去の七世代の構築2件はどちらもいのちのたまを採用していない)いのちのたまとの相性がよく、アイテムの奪い合いになりにくいのも長所。

ただし役割範囲は広いとはいえずピンポイント気味のため、役割対象が選出されずに腐ることも多かったのは欠点か。

技構成は一致最大火力のヘドロウェーブと大地の力、霊獣ボルトロスへの遂行技の吹雪は確定。残りはハッサムナットレイテッカグヤなど大地の力で抜群を取れない鋼への打点の大文字を採用。

選出率は最下位。前述の通り役割対象が選出されずに腐ることもあったため相手の選出を正確に読める人や相手の並びから霊獣ボルトロスの気合玉の有無を判断できる人が使用した場合はここから更に選出率が下がることが考えられる。

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ナットレイ ゆうかんHA252D4@こだわりハチマキ (てつのトゲ)

ジャイロボール/パワーウィップ/タネマシンガン/叩き落とす

鋼枠その1・草枠。論理wikiでの評価は一軍。

シーズン7から変更なし。数えていないので体感だが、後述するギャラドスの持ち物を変更したためか先発率はシーズン7よりやや下がった。

スイクンカプ・レヒレなどの耐久水を崩す手段が他にないのでそれらがいるパーティには裏にどんなに不利なポケモンがいようと選出しなければならないのは苦しかった。

選出率は1位。

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ヒードラン ひかえめHC252D4@こだわりメガネ (もらいび)

マグマストーム/ラスターカノン/悪の波動/原始の力

炎枠・鋼枠その2。論理wikiでの評価は一軍。

こちらもシーズン7から変更なし。竜枠に眼鏡を要求されないのでヒードランにスペックを最大まで引き出せる眼鏡を持たせられるのもこの構築の一つの利点だと考えている。

炎技は連発でポリゴン2を押し切れるマグマストームで正解だったと思うが、悪の波動は役に立つ場面があまりに局所的なので変更したほうがよかったかもしれない。かといって他の選択技がなければ困る場面もそこまで多くはなかったのだが。

選出率は4位。

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バンギラス いじっぱりHA252D4@バンギラスナイト (すなおこし→すなおこし)

ストーンエッジ/噛み砕く/馬鹿力/冷凍パンチ

メガ枠その2・悪枠・ボーマンダ対策枠。論理wikiでの評価は一軍。

地面弱点を3体採用しているのでランドロスガブリアスが重くなると考えて冷凍パンチを採用したが、実際にはメガボーマンダへの命中安定の遂行技として使う場面が最も多かった。

選出率は3位。ボーマンダと同時選出した場合メガシンカできないこともあるが、飛行技/羽休め/竜の舞/身代わりのような地震を採用していないボーマンダも一定数いて、その型には竜の舞をされても一撃で倒されることはないのでそこまで困ることはなかった。

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ギャラドス いじっぱりHA252B4@ミズZ (いかく)

アクアテール/地震/ストーンエッジ/氷の牙

威嚇枠。論理wikiでの評価は一軍。

Zクリスタルが余っていたのでミズZを採用。威嚇込みの霊獣ランドロスをH振りまでなら一撃で、防御特化のカバルドンを75%の乱数で落とせるのでギャラドスを先発に出しやすくなったが、その代償としてガルーラへの出し負けのケアが利かなくなるためガルーラ+ミミッキュキノガッサのような構築にナットレイを先発で出すことができなくなったり、Z消費後にガルーラなどに起点にされてそのまま負けるなどのデメリットもあった。

選出率は2位。

QRレンタルチーム

しばしお待ちを(レンタルチーム側に記事URLを貼りたいので記事公開後の追加となります。ご了承ください。)追加しました。

3ds.pokemon-gl.com

☆戦績

最高レートはページ上の画像の2006。最終レートは下の画像の1954でした。
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レート2000を達成することはできたものの、そのあとはほとんど1900台前半にいて前期の最高レートを越えることはおろか2000を維持することもできなかったのは自分の力不足だったと思います。

シーズン8で対戦していただいた皆さん、対戦ありがとうございました。

Twitterアカウント:@YARVERHEAT

【ポケモンUSM】S7レート2000達成構築 ラグマンダ偽装ヤーティ【最高レート2073】

☆注意

この記事ではロジカル語法こそ使用しませんが、役割論理でしか使われない専門用語のようなものが登場します。

また、各ヤケモンの論理wikiでの評価はシーズン7終了(2018/1/23)時点のものです。最新の評価は各自論理wikiをご確認ください。

☆パーティ&最高レート

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ちなみに第六世代・ORASには同じ面子でレート2000を達成したヤーティが存在する。要するにパクリ

☆個別解説

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ボーマンダ れいせいHC252D4@ドラゴンZ (いかく)

流星群/大文字/地震/ストーンエッジ

竜枠。この構築の軸といいたいところだが選出率は最下位(このポケモンから組み始めたという意味では軸といっても間違いではないが) 論理wikiではボーマンダナイトを持たせたメガシンカ型が一軍として、今回のドラゴンZなどそれ以外のアイテムを持たせた型は二軍として扱われている。

Z流星群+通常流星群でH振りのクレセリアや輝石ポリゴン2を乱数で落とすことができる。これによって相手のメガボーマンダ想定で繰り出された物理受けを強引に吹き飛ばして数的有利を取ることができる。ちなみにORAS時代の通常ヤーマンダの運用法は眼鏡流星群でメガボーマンダの飛行技想定で繰り出されたロトムボルトロスなどの電気を吹き飛ばすものだったらしい。

選出するのはカミツルギがいた場合、ナットレイハッサム入りにヒードランより刺さってると判断した場合、バシャーモランドロス入りにギャラドスより刺さってると判断した場合(バシャーモの場合雷パンチを強く警戒する場合にも)など。

技構成は一致最大火力の流星群、鋼への打点の大文字は確定。残りはヒードランへの打点の地震ウルガモスメガリザードンYへの遂行技のストーンエッジを採用したが、ストーンエッジは使用機会が少なかったので他の技に変えてもよかったかもしれない。他の技を採用するとすれば無振りメガバシャーモを75%の乱数で落とせるハイドロポンプ、メガヘラクロスを一撃で倒せるめざめるパワー飛行、身代わり対策のハイパーボイスあたりか。

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ラグラージ いじっぱりHA252D4@ラグラージナイト (しめりけ→すいすい)

地震/アクアテール/馬鹿力/ストーンエッジ

メガ枠その1。論理wikiでの評価は一軍でも二軍でもなく「データ不足ヤケモン」一定の評価は得ているが、データ不足のため軍分けが保留されているヤケモン(論理wikiの説明文をほぼそのまま引用) ヤグラージの場合は第八回昇・降格議論(2015年12月、ORAS時代)で降格議論にかけられた際、議論参加者に使用者がいなかったものの、最高レート1990(当時、ちなみにそれもこれやORAS時代の2000達成ヤーティと同じ面子)のヤーティに採用されていたためデータ不足枠に留め置かれ、その後六世代中に議論が行われず、七世代ではメガストーン未解禁のため第9回議論(2017年5月)の対象にならず、第9.5回(2017年11月、SMシーズン6終了後)では意見が割れてそのまま保留にされて現在に至る。

こんな経緯から正直強いのか弱いのかもよく分かってない人が多いであろうポケモンを採用した理由はラグマンダの並びに偽装するため…というわけではなく、竜枠のボーマンダ、鋼枠・草枠のナットレイ、悪枠・ボーマンダ対策枠のメガバンギラス、威嚇枠のギャラドス(特性威嚇のヤケモンは他にもいるが、威嚇枠という場合は基本的にギャラドスランドロスのことを指す)、炎枠のヒードラン(炎タイプのヤケモンはほかにもいるが、ボーマンダギャラドスで既に岩弱点が2体いるため二軍以上で唯一岩を等倍に抑えるヒードラン以外だとステロでまともにサイクルが回らなくなる)まで決めた際に、残り1枠に求められる要件が霊獣ボルトロスに有利なこと、前述の通り岩弱点が多いのでステロや相手のバンギラスを考えると可能なら岩耐性が欲しい、メガ枠は現時点ではバンギラス1体なのでもう1体採用可能、というわけでちょうどその条件に当てはまっておまけにラグマンダの並びに偽装できるメガラグラージを採用した。

臆病C252霊獣ボルトロスの悪巧みZ気合玉は耐えることができないが、実際に悪巧みからZ気合玉を決められることは少なく、決められてもCを削っている個体だったために耐えたということもあった。当然吹き飛ばされて負けることもあったが

技構成は一致最大火力の地震とアクアテールは確定、残りは霊獣ボルトロスへの遂行技のストーンエッジ、対面のガルーラやサザンドラを吹き飛ばしたりメガバンギラスを一撃で倒せる馬鹿力を採用。

選出率は5位。

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ナットレイ ゆうかんHA252D4@こだわりハチマキ (てつのトゲ)
ジャイロボール/パワーウィップ/タネマシンガン/叩き落とす

鋼枠その1・草枠。いつもの。記事を書くたびに同じような説明文を書かされるポケモン。論理wikiでの評価は一軍。

水・電気に耐性を持つ鋼であるためカプ系全般に強く、特にカプ・コケコ、カプ・レヒレ入りのパーティにはほとんど選出した。

鉢巻ジャイロボールで高速アタッカーには半減相手だろうと確2を取れるが逆にいえば一致両半減のポケモンにはどうあっても確2が限界でバシャーモリザードンボルトロスルカリオなどに対する対面からの起点回避能力はないので注意。また現環境のゲッコウガやガルーラは炎技持ちが多く役割を持てないので別のポケモンで見るように。

技構成は一致最大火力のジャイロボール、パワーウィップは確定。残りは身代わり持ち、襷マンムーミミッキュ意識のタネマシンガンと一貫性が高く、道具を奪えてメタグロスへの打点にもなる叩き落とすを採用。

選出率は1位。

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ヒードラン ひかえめHC252D4@こだわりメガネ (もらいび)

マグマストーム/ラスターカノン/悪の波動/原始の力

炎枠・鋼枠その2。論理wikiでの評価は一軍。

USMではアーゴヨンという新たな役割対象を獲得した。遂行には基本的に大地の力が必要だが、こだわりメガネを持たせた場合ラスターカノンで87.5%の乱数で落とすことができるので採用しない選択も可能となる。

技構成は炎技に連発可能なマグマストームを選択し、それと鋼技のラスターカノンまでは確定。残りはメガリザードンYウルガモスへの遂行技、メガ前ギャラドスへの打点
の原始の力、そして論理wikiの候補技にはない技だがクレセリア入りにメガ枠の片方であるバンギラスの選出を強制されるのを嫌って命中安定かつ月の光にPP負けしない悪の波動を採用した。ただしクレセリアに繰り出した際には後続負荷を意識して他の高威力技を選択した方がよく、当のクレセリアも三日月の舞で勝手にいなくなったりするので正直対クレセリアとしては微妙だった。一応どくまもギルガルドに連発可能かつ命中不安も能力ダウンも後続での無効化リスクもない点は優秀だった。ちなみに論理の原則に忠実に考えた場合でも水超/水霊複合へのソーラービームを除いた場合の最大打点なので全くありえないわけではない。実際特殊技でヤドランの弱点を突けるポケモンが他にいないため、この技で無理やりヤドランを削りにいくこともあった。マグマストームの外しではなく純粋な威力不足で負けたり、竜の波動や大地の力がないためメガリザードンXを一撃で落とせず剣舞逆鱗で押し切られることもあったので正直この技構成が最善かは分からない。

選出率は3位。

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バンギラス いじっぱりHA252D4@バンギラスナイト (すなおこし→すなおこし)

ストーンエッジ/噛み砕く/馬鹿力/地震

メガ枠その2・悪枠・ボーマンダ対策枠。論理wikiではバンギラスナイトを持たせたメガシンカ型もそれ以外の型も一軍として扱われているが、バンギラスナイトを持たせることが推奨されている。

メガシンカによって獲得した圧倒的な種族値や天候書き換え能力でボーマンダリザードンといった受けづらい相手のメガ枠に役割を持つことができる。

技構成は一致最大火力のストーンエッジと噛み砕くは確定。残りはサザンドラへの遂行技の馬鹿力、ブレードギルガルドや羽休めサンダーへの打点のほか、カプ・コケコやアーゴヨンを命中安定かつ一撃で倒せる地震を採用。

選出率は4位。

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ギャラドス いじっぱりHA252B4@ゴツゴツメット (いかく)

アクアテール/地震/ストーンエッジ/氷の牙

威嚇枠。論理wikiでの評価は一軍。

USMではバシャーモの雷パンチ搭載率が増加し対バシャーモが不安定になった。

前述の炎技持ちのゲッコウガやガルーラはこいつで見ていた。そのため持ち物も先発ナットレイガルーラ対面の安定した引き先とするためにゴツゴツメット

技構成は一致最大火力のアクアテール、炎から電気に一貫する地震リザードンへの遂行技や電気飛行複合への打点のストーンエッジ、氷4倍竜への遂行技の氷の牙で確定。

選出率は2位。

QRレンタルチーム

しばしお待ちを(レンタルチーム側に記事URLを貼りたいので記事公開後の追加となります。ご了承ください。)追加しました。

3ds.pokemon-gl.com

ちなみにレンタルチームの説明文にhttpは使えなくなったらしいのでこれからレンタルチームを公開する方は気を付けましょう。

☆戦績

最高レートはページ上の画像の2073。最終レートはタイトルに書いてないことからお察しの通り溶かしました。溶かしたとだけ書いて完全に隠蔽しようか迷いましたが戒めのために貼り付けておきます。本当に戒めたいならタイトルにも書くべきだとは思いますが
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服装も見た目も全く違うけど同じROMです。あと服装変えたのとレート溶けたのは関係ないはず

☆重かったポケモン

溶かしたので今まで書いたことないコーナーを設置して言い訳

剣舞キノガッサ

ナットレイで対処できないキノガッサPGL参照のシーズン7の採用率は8.3%。正直事故扱いでいいと思うが一時期当たるキノガッサが全部これだったせいで2073から9勝37敗のペースで1700台前半まで落ちて戻れなくなった。岩技を切っている場合が多いのでボーマンダで倒せるかもしれないがキノガッサ入りの裏に弱いのと事故だと思ってるので試してません。シーズン終了で記事も出回ってるはずなので剣舞キノガッサ入りの構築と同じ並びを見たら警戒した方がいいかもしれない。あとラグラージの存在が普通のヤーティよりキノガッサを呼び込みやすくしてる可能性もある。

シーズン7で対戦していただいた皆さん、対戦ありがとうございました。

Twitterアカウント:@YARVERHEAT

【ポケモンSM】S4使用構築 異端の二神軸ヤーティ【最高レート2032・最終レート2012】

☆注意

この記事ではロジカル語法こそ使用しませんが、役割論理でしか使われない専門用語のようなものが登場します。

また、各ヤケモンの論理wikiでの評価はシーズン4終了(2017/7/18)時点のものです。最新の評価は各自論理wikiをご確認ください。

☆パーティ&最高レート
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☆個別解説

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カプ・コケコ ひかえめH236B20C252@デンキZ (エレキメイカー)

雷/マジカルシャイン/ボルトチェンジ/草結び

今回の構築の軸。論理wikiでの評価は二軍候補であり、厳密に言えばヤケモンではない。言うなれば異端のヤケモン。

では何故そんなポケモンを採用しているかというと、役割論理の天敵であるミミッキュ(準速まで)やシーズン4から解禁されたメガヘラクロス(こちらは最速も)を上から殴れる高い素早さ、特性:エレキメイカーによって展開されたエレキフィールドで強化された電気技の超火力でのサイクル崩壊性能を買って採用した。

控えめ・雷ベースのスパーキングギガボルトは臆病・10万ボルトベースのスパーキングギガボルトの1.15倍の火力で、これによりH振りのメガヘラクロスヒードランを一撃で落とせるほか、H振りのクレセリアや輝石ポリゴン2を+マジカルシャインで乱数、+ボルトチェンジで確定で落とせる。そのためヘラクレセドランやポリクチ(+キノガッサ)といった遅いメガ枠を主軸とした構築に強い。ただしトリックルームを使うクレセリア、ポリゴン2に対しては行動を一度許してしまうのでトリル下で下から殴れるナットレイの選出やトリルの時間稼ぎをするといった風に立ち回りには気を付けなければならない。

また、残り努力値をすべて耐久方面に振り切ることで、繰り出し性能が向上するほか、メガバシャーモフレアドライブを確定で、ミミッキュのZシャドークロー+影打ちを両方最高乱数を引いた場合を除いて耐える耐久を確保できる。(バシャーモは守るを使用する隙を突いてギャラドスを無償降臨、ミミッキュボルトチェンジで皮を剥がしつつナットレイを降臨させることで比較的安全に対処できるので偶発対面で殴り合うことは少ないが)役割遂行に必要な素早さは無振りの実数値150で足りているので振る必要は無い。

技構成は一致最大火力の雷(火力が不足するほか、命中率問題もZ化やボルトチェンジの使用で無視できるので10万ボルトはありえない)とマジカルシャイン、攻撃と交代を同時にこなせる技として優秀なほか、命中安定電気としても使用可能なボルトチェンジは確定。残り一枠はシーズン序盤はめざめるパワー氷を採用していたが、使用機会が少なく、またカバルドン入りの構築に出したいと思う事が多かったので草結びに変更。実際に一番役に立ったのは対マンムーだったが。シーズン終盤はグライオンランドロス入りの構築と当たる機会が増加したため、めざめるパワー氷に戻してもよかったかもしれない。この枠はどちらが正解というより環境やレート帯によって臨機応変に変更するのが正しいと思われる。

選出率は3位。

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サザンドラ ひかえめHC252D4@こだわりメガネ (ふゆう)

流星群/悪の波動/大文字/大地の力

竜枠・悪枠。論理wikiでの評価は一軍。

悪タイプの持つゴースト耐性によってゴーストZギルガルドに対する受け出しが可能で、そのギルガルドを眼鏡悪の波動でH振りなら62.5%の乱数1発で落とせる。また、パーティ唯一の高威力炎技使いで、眼鏡大文字でH振りテッカグヤを87.5%の乱数1発。相手にテッカグヤがいる場合は必ずカプ・コケコかサザンドラのどちらかを選出した。

技構成は一致技の流星群、悪の波動、鋼全般への打点となる大文字は確定。最後の一枠はヒードランへの打点となる大地の力を選択。

選出率は5位。

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メタグロス いじっぱりHA252B4@メタグロスナイト (クリアボディ→かたいツメ)

コメットパンチ/思念の頭突き/アームハンマー/冷凍パンチ

鋼枠その1・メガ枠・ボーマンダ対策枠。論理wikiでの評価は一軍。

メガシンカによって圧巻の合計種族値700を獲得し、その圧倒的種族値によってメガボーマンダに対する後出しからの役割遂行が可能となる。メガバンギラスとは異なりナットレイから引く場合に炎が一貫する点、遂行技が不一致なので交代された場合に後続に掛かる負担が小さい点には注意。

技構成は一致技のコメットパンチと思念の頭突き、メガボーマンダへの遂行技の冷凍パンチは確定。最後の一枠は炎ポケモンがいない関係で打点が乏しくなっているナットレイを意識してアームハンマーを選択。一撃で落とせるわけではなく宿り木や鉄の棘で大きく消耗するため完璧な対策とは言い難いが、対ナットレイの選出パターンが広がるのは大きい。コケコグロスの並びではエレキフィールドの補正を乗せることで受けループやスイクンテッカグヤ入りのサイクル構築に強く出れる雷パンチを採用するのが一般的だが、技スペースが無いので不採用。バレットパンチは当然ながらありえない。範囲を狭めるのは勿論のこと、鋼技はカプ・テテフへの遂行技でもあるため、範囲自体は狭めないコメットパンチ切りでの採用という選択肢も存在しない。

選出率は4位。

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ナットレイ ゆうかんHA252D4@こだわりハチマキ (てつのトゲ)

ジャイロボール/パワーウィップ/タネマシンガン/叩き落とす

鋼枠その2・草枠。論理wikiでの評価は一軍。

草複合により水や電気、粉に耐性を持ち地面を等倍に抑えることによって独自の役割範囲を獲得し、ナットレイ自体が使用不可のシーズン1を除いてサンムーン環境のすべてのレート2000越えヤーティに採用されるヤーティには必須クラスの最強ヤケモン。

A種族値こそ94しか無いが、最大威力ジャイロボールは攻撃特化したA種族値130族の一致120技に匹敵する超火力を叩き出す。そんな凶悪な火力を持ちながら一般的にはアタッカーでは無く耐久型として採用されるために奇襲性能まで獲得している。ヤーティバレを起こすとその奇襲性能を発揮出来なくなるが、二軍候補を採用していることと関係があるのかないのか挑発を貰う事がそれなりにあった。

技構成は一致最大火力のジャイロボールとパワーウィップは確定、残りはミミッキュや襷マンムー(ただしこれらとの偶発対面では後続への負担を重視してジャイロボールを押すことの方が多い)その他グライオンオニゴーリなどの身代わり持ちを意識したタネマシンガン、メタグロスへの打点となる他、道具を奪えてそこそこの一貫性がある叩き落とすを採用。ちなみに前世代では叩き落とすでギルガルドを対面処理することもあったが、今世代で同じ事をするとZシャドーボールで最低8割削られるので役割放棄になってしまう。とはいえ確定で耐える上に叩き落とすの補正が乗らないZクリスタル持ちのギルガルドでもブレードなら確定で落とせるのでサザンドラがどうしても選出できない場合の最終手段としては使えない事も無い。

選出率は2位。

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カプ・テテフ ひかえめH236C252D20@とつげきチョッキ (サイコメイカー)

サイコキネシス/ムーンフォース/サイコショック/めざめるパワー(炎)

チョッキヤケモン。ヤケモンは強化アイテム以外ありえないという話は有名だろうし一見すると矛盾としか思えない言葉だが、理念としては(特性等により)強化アイテムを持たずとも強化アイテム持ちヤケモンに匹敵する高い火力が出るが、耐久、もしくは耐性に不足があり十分な繰り出し性能を確保できないポケモンの特殊耐久を引き上げ繰り出し性能を確保してヤケモン化するというもの。カプ・テテフの場合は特性:サイコメイカーによって展開されるサイコフィールドでエスパー技の威力が上昇し眼鏡ラティオスエスパー技と同等の火力が確保できるが、エスパー/フェアリータイプの乏しい耐性では十分な繰り出し性能を確保できないためチョッキを持たせて特殊耐久を数値受け可能水準まで引き上げることでサイクル戦に参加できるようになり、ヤケモンとしての運用が可能となる。論理wikiでの評価は一軍でも二軍でもなくそのまま「チョッキヤケモン」。ヤロテスタントの中でも一部のとつげきチョッキの使用を認める容認派でのみ採用される。こちらもカプ・コケコとベクトルは異なるが異端のヤケモン。

カプ・コケコの耐久ではフェアリーとしての(特に鋼からの交代など炎が一貫する場面での)サザンドラに対する繰り出し性能に不安があったので別に炎技含めてサザンドラに繰り出せるフェアリー(ないしは特殊耐久の高いポケモン)が必要と考えて採用した。

他で見れない明確な役割対象は霊獣ボルトロス程度だが、一致弱点を突かれない特殊全般に大雑把に強い。

技構成は一致最大火力のサイコキネシスムーンフォースは確定、残りは炎4倍の鋼に対する打点を確保するためのめざめるパワー炎、蝶舞ウルガモスや瞑想持ち、受けループに気持ち強く出れるサイコショックを選択。

選出率は最下位。 

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ギャラドス いじっぱりHA252B4@ゴツゴツメット (いかく)

アクアテール/地震/ストーンエッジ/氷の牙

威嚇枠。論理wikiでの評価は一軍。

例によって過労死担当。バシャーモだのリザードンだの強い炎の相手をすべて押し付けられるかわいそうなポケモン雷パンチは事故

持ち物のゴツゴツメットはガルーラの弱体化により六世代ほどの価値を持たず、はっきり言って余り物を押し付けているような状態だが、 前述の炎ポケモンフレアドライブニトロチャージに繰り出して削りを入れてナットレイの鉢巻ジャイロボールへの繰り出しを不可能にする、もしくは逆にジャイロボールに繰り出され致命傷を受けた炎ポケモンにゴツメでとどめを刺すというような他のヤケモンの火力のサポートのような形でうまく機能した。その他メガギャラドスなどこちらから弱点を突けない接触メインの物理アタッカーと殴り合いにも有用。ガルーラも完全に消えたわけではないので対ガルーラで使われる場面もあった。

技構成は一致技のアクアテール、炎から電気に一貫する地震リザードンへの遂行技のストーンエッジ、氷4倍竜への遂行技の氷の牙で確定。

選出率は1位。

QRレンタルチーム

しばしお待ちを(QRレンタルチーム側に記事URLを貼りたいので記事公開後の追加となります。ご了承ください。)追加しました。

3ds.pokemon-gl.com

☆戦績・その他余談

最高レートはページ上の画像の2032、最終レートは2012です。

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レート2100も目指したかったですが、途中で溶かしてしまい、2000に戻すのに最終日の朝7時まで掛かってしまったため諦めました。

シーズン4で対戦していただいた皆さん、対戦ありがとうございました。

Twitterアカウント:@YARVERHEAT

【ポケモンORAS】S17 レート2100達成ヤーティ【最高・最終レート2102】

 

はじめまして。シュレーと申します。

この度シーズン17で役割論理を使用してレート2100を達成したため、記事を書かせていただきます。

使用した並びは以下のものです。

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この並びは役割論理専用wikiのサンプルヤーティにもなっている強力な並びです。

というかパクリました。

そのため、各ポケモンの採用理由を知りたいと思ってこの記事を開いた方には物足りない内容となるかもしれません。ご了承ください。

☆個別解説

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ラティオス ひかえめHC252B4@こだわりメガネ (ふゆう)

流星群/サイコキネシス/雷/波乗り

竜枠。論理の王。

超火力の流星群と一貫性の高いエスパー技、波乗りをヤケモンの中では高い素早さから放ち相手を制圧する。

素のSの高さのほか、HPに振ることでメガゲンガーシャドーボールを確定で、ゲッコウガの珠冷凍ビームを高乱数で耐えるなど対面性能も高い方。選出時はその対面性能を活かすために先発で出すことが多かったです。

技構成は前述の通り最大火力の流星群、一貫性の高いエスパー技(キネシスとショックの選択については好み)と波乗りは確定。最後の一枠は遅い水を鋼に一貫を取りつつ潰せて、追加効果の麻痺で無理やり勝ち筋を作れる可能性がある雷を採用していますが、使用機会は他の3つと比べて少なかったので好みで他の技に変えてもいいかもしれません。

選出率は4位。選出率上位の3体が強すぎるので妥当な数字でしょう。

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ヘラクロス いじっぱりHA252B4@ヘラクロスナイト (こんじょう→スキルリンク)

ミサイル針/インファイト/ロックブラスト/地震

第一のメガ枠。

スキルリンクと連続技によって襷、身代わり対策になるメガ枠。

鉢巻カイリューの逆鱗や珠霊獣ボルトのサイキネを耐える耐久力とA185の圧倒的火力を持つため対面性能が高く、こちらもその対面性能を活かすため先発で出す機会が多かったです。

技構成は一致のミサイル針、インファイト、半減に繰り出して上から潰そうとする炎、飛行への交代読みで打てる他、オニゴーリ等にも打てるロックブラストは確定。最後の枠はギルガルド意識で地震を採用していますが、実際には命中安定非接触技としてや初手対面のクチートの叩き落とす読みで無理やり居座って攻撃する場合に使うことが多かったです。

選出率は5位。メガバンギラスと競合することを考えればそんなところでしょう。

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ナットレイ ゆうかんHA252D4@こだわりハチマキ (てつのトゲ)

ジャイロボール/パワーウィップ/タネマシンガン/叩き落とす

第一の鋼枠にして草枠。最強のヤケモン。

ジャイロボールで最大威力が出れば二軍以上の非メガ物理ヤケモンで最高の火力、草タイプを持つことでの対粉性能と鋼としては珍しい地面等倍という優秀な耐性、(ヤーティバレしていなければ)アタッカーを警戒されない奇襲性能と三拍子揃った文句なしの最強。

目立った欠点といえば攻撃範囲が狭いことですが、ヤーティバレしていない(=アタッカーが警戒されていない)段階では炎技持ちの低耐久ポケモンが繰り出されることが多く、 等倍なら一撃、半減でもHPの半分以上は余裕で持っていくことができます。もっとも高耐久の炎や鋼、特にヒードランには手も足も出ないのが苦しいところですが。

技構成は一致最大火力のジャイロボール、パワーウィップは確定。残りは襷マンムーや多くの身代わり持ちに打つ連続技のタネマシンガン(ただしほとんど使ってません)とそこそこ一貫性があり、ブレードギルガルドを確定で倒せる(=普通の弱保ガルドになら対面で勝てる)叩き落とすを採用しました。ヒードランや毒守ギルガルドを考慮すると地ならしも欲しいところですが、一貫を取れる場面が少ないので採用を見送りました。

選出率は2位。ちゃんと数えるまで1位だと思っていました。

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ヒードラン ひかえめHC252D4@いのちのたま (もらいび)

マグマストーム/ラスターカノン/大地の力/原始の力

第二の鋼枠にして炎枠。

パーティ唯一の炎技持ちで、HP満タンのギルガルドをシールドの上から貫ける唯一のポケモンなので相手にギルガルドを筆頭に鋼がいたら選出していく形となりますが、不利となるポケモンも多く(具体的にはS17のPGLトップ12のうち7体に対して対面不利)あまりに不利なポケモンが多い場合は選出を見送ることとなり、苦しい立ち回りを強いられます。

珠を持つことでヒードランの大きな強みのひとつである毒みが系の鋼に対する性能を損なってしまいますが、それを捨ててでも負担を重視すべきだと考え(高い一貫性を活かすタイプのラティから眼鏡を奪うわけにはいかなかったという事情もあり)珠を採用しています。

技構成は炎技としてブログタイトルをガン無視したマグマストーム、フェアリーへの遂行技としてラスターカノン、ファイアローリザードンへの遂行として岩技の原始の力(マグマストーム採用の場合はウルガモスがよほど重い構築でない限り原始優先だと考えています)、最後に大地の力を採用していますが、使用機会は少なかったのでこの枠は他の技を採用する選択肢もあると思います。

選出率は最下位。前述の通り役割対象がいても取り巻きに不利すぎて選出できないということが多かったのが原因でしょう。

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バンギラス いじっぱりHA252D4@バンギラスナイト (すなおこし→すなおこし)

ストーンエッジ/噛み砕く/馬鹿力/地震

第二のメガ枠。種族値の暴力をその身で体現したような存在。

メガシンカで上昇した耐久方面の種族値によってメガボーマンダに繰り出せるようになることを筆頭に、全体的に安定感が増します。

 技構成は一致技のストーンエッジと噛み砕くが確定。残りは鋼への有効打となるほか、対面からガルーラを強行突破できサザンドラへの遂行技にもなる馬鹿力、クチートやブレードガルド、羽休め時のサンダーを意識して地震を採用しています。

選出率は3位。ちなみに他のメガ枠と同時選出しても最低限は仕事ができるのがメガヤンギラスの売りのひとつとされていますが、ヘラとの同時選出は1度しかなく、しかもその試合には負けているのでその点についてはやや疑問が残るところです。

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ギャラドス いじっぱりHA252B4@ゴツゴツメット (いかく)

アクアテール/地震/ストーンエッジ/氷の牙

威嚇、ゴツメ枠。過労死担当。

物理、特殊双方に広い役割範囲を持ち、ゴツメを持たせることでガルーラへの誤魔化しにもなりえる。

技構成についてはもはや説明不要なレベルですが、一致のアクアテール、クチートヒードランなどの鋼への遂行のほか、浮いてない電気への交代読みやメガゲンガーと無理やり殴り合うのに使える地震、炎からサンダーやボルトロスに一貫し、ギャラドスミラーにも使えるストーンエッジ、氷4倍竜への遂行技として氷の牙を採用しています。

選出率は1位。数えるまでナットレイが1位だとばっかり思っていましたが、炎のパンチガルーラへの警戒や地面の一貫を切るためにナットレイとセットで出すことが多かったことを考えると納得の数字です。

☆最高・最終レート

最高レートは2102、到達したのが最終日だったこと、最終結果として保存したかったこともありそこで潜るのをやめたため最終レートも2102となっています。目標としていたレート2100を達成できたため後悔は残っていません。

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 シーズン17およびORASで対戦していただいた皆さん、対戦ありがとうございました。

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