【ポケモンSM】S4使用構築 異端の二神軸ヤーティ【最高レート2032・最終レート2012】

☆注意

この記事ではロジカル語法こそ使用しませんが、役割論理でしか使われない専門用語のようなものが登場します。

また、各ヤケモンの論理wikiでの評価はシーズン4終了(2017/7/18)時点のものです。最新の評価は各自論理wikiをご確認ください。

☆パーティ&最高レート
f:id:YARVERHEAT:20170718133010j:image

☆個別解説

f:id:YARVERHEAT:20170718180727p:plain

カプ・コケコ ひかえめH236B20C252@デンキZ (エレキメイカー)

雷/マジカルシャイン/ボルトチェンジ/草結び

今回の構築の軸。論理wikiでの評価は二軍候補であり、厳密に言えばヤケモンではない。言うなれば異端のヤケモン。

では何故そんなポケモンを採用しているかというと、役割論理の天敵であるミミッキュ(準速まで)やシーズン4から解禁されたメガヘラクロス(こちらは最速も)を上から殴れる高い素早さ、特性:エレキメイカーによって展開されたエレキフィールドで強化された電気技の超火力でのサイクル崩壊性能を買って採用した。

控えめ・雷ベースのスパーキングギガボルトは臆病・10万ボルトベースのスパーキングギガボルトの1.15倍の火力で、これによりH振りのメガヘラクロスヒードランを一撃で落とせるほか、H振りのクレセリアや輝石ポリゴン2を+マジカルシャインで乱数、+ボルトチェンジで確定で落とせる。そのためヘラクレセドランやポリクチ(+キノガッサ)といった遅いメガ枠を主軸とした構築に強い。ただしトリックルームを使うクレセリア、ポリゴン2に対しては行動を一度許してしまうのでトリル下で下から殴れるナットレイの選出やトリルの時間稼ぎをするといった風に立ち回りには気を付けなければならない。

また、残り努力値をすべて耐久方面に振り切ることで、繰り出し性能が向上するほか、メガバシャーモフレアドライブを確定で、ミミッキュのZシャドークロー+影打ちを両方最高乱数を引いた場合を除いて耐える耐久を確保できる。(バシャーモは守るを使用する隙を突いてギャラドスを無償降臨、ミミッキュボルトチェンジで皮を剥がしつつナットレイを降臨させることで比較的安全に対処できるので偶発対面で殴り合うことは少ないが)役割遂行に必要な素早さは無振りの実数値150で足りているので振る必要は無い。

技構成は一致最大火力の雷(火力が不足するほか、命中率問題もZ化やボルトチェンジの使用で無視できるので10万ボルトはありえない)とマジカルシャイン、攻撃と交代を同時にこなせる技として優秀なほか、命中安定電気としても使用可能なボルトチェンジは確定。残り一枠はシーズン序盤はめざめるパワー氷を採用していたが、使用機会が少なく、またカバルドン入りの構築に出したいと思う事が多かったので草結びに変更。実際に一番役に立ったのは対マンムーだったが。シーズン終盤はグライオンランドロス入りの構築と当たる機会が増加したため、めざめるパワー氷に戻してもよかったかもしれない。この枠はどちらが正解というより環境やレート帯によって臨機応変に変更するのが正しいと思われる。

選出率は3位。

f:id:YARVERHEAT:20170718183411p:plain

サザンドラ ひかえめHC252D4@こだわりメガネ (ふゆう)

流星群/悪の波動/大文字/大地の力

竜枠・悪枠。論理wikiでの評価は一軍。

悪タイプの持つゴースト耐性によってゴーストZギルガルドに対する受け出しが可能で、そのギルガルドを眼鏡悪の波動でH振りなら62.5%の乱数1発で落とせる。また、パーティ唯一の高威力炎技使いで、眼鏡大文字でH振りテッカグヤを87.5%の乱数1発。相手にテッカグヤがいる場合は必ずカプ・コケコかサザンドラのどちらかを選出した。

技構成は一致技の流星群、悪の波動、鋼全般への打点となる大文字は確定。最後の一枠はヒードランへの打点となる大地の力を選択。

選出率は5位。

f:id:YARVERHEAT:20170718183415p:plain

メタグロス いじっぱりHA252B4@メタグロスナイト (クリアボディ→かたいツメ)

コメットパンチ/思念の頭突き/アームハンマー/冷凍パンチ

鋼枠その1・メガ枠・ボーマンダ対策枠。論理wikiでの評価は一軍。

メガシンカによって圧巻の合計種族値700を獲得し、その圧倒的種族値によってメガボーマンダに対する後出しからの役割遂行が可能となる。メガバンギラスとは異なりナットレイから引く場合に炎が一貫する点、遂行技が不一致なので交代された場合に後続に掛かる負担が小さい点には注意。

技構成は一致技のコメットパンチと思念の頭突き、メガボーマンダへの遂行技の冷凍パンチは確定。最後の一枠は炎ポケモンがいない関係で打点が乏しくなっているナットレイを意識してアームハンマーを選択。一撃で落とせるわけではなく宿り木や鉄の棘で大きく消耗するため完璧な対策とは言い難いが、対ナットレイの選出パターンが広がるのは大きい。コケコグロスの並びではエレキフィールドの補正を乗せることで受けループやスイクンテッカグヤ入りのサイクル構築に強く出れる雷パンチを採用するのが一般的だが、技スペースが無いので不採用。バレットパンチは当然ながらありえない。範囲を狭めるのは勿論のこと、鋼技はカプ・テテフへの遂行技でもあるため、範囲自体は狭めないコメットパンチ切りでの採用という選択肢も存在しない。

選出率は4位。

f:id:YARVERHEAT:20160913153306p:plain

ナットレイ ゆうかんHA252D4@こだわりハチマキ (てつのトゲ)

ジャイロボール/パワーウィップ/タネマシンガン/叩き落とす

鋼枠その2・草枠。論理wikiでの評価は一軍。

草複合により水や電気、粉に耐性を持ち地面を等倍に抑えることによって独自の役割範囲を獲得し、ナットレイ自体が使用不可のシーズン1を除いてサンムーン環境のすべてのレート2000越えヤーティに採用されるヤーティには必須クラスの最強ヤケモン。

A種族値こそ94しか無いが、最大威力ジャイロボールは攻撃特化したA種族値130族の一致120技に匹敵する超火力を叩き出す。そんな凶悪な火力を持ちながら一般的にはアタッカーでは無く耐久型として採用されるために奇襲性能まで獲得している。ヤーティバレを起こすとその奇襲性能を発揮出来なくなるが、二軍候補を採用していることと関係があるのかないのか挑発を貰う事がそれなりにあった。

技構成は一致最大火力のジャイロボールとパワーウィップは確定、残りはミミッキュや襷マンムー(ただしこれらとの偶発対面では後続への負担を重視してジャイロボールを押すことの方が多い)その他グライオンオニゴーリなどの身代わり持ちを意識したタネマシンガン、メタグロスへの打点となる他、道具を奪えてそこそこの一貫性がある叩き落とすを採用。ちなみに前世代では叩き落とすでギルガルドを対面処理することもあったが、今世代で同じ事をするとZシャドーボールで最低8割削られるので役割放棄になってしまう。とはいえ確定で耐える上に叩き落とすの補正が乗らないZクリスタル持ちのギルガルドでもブレードなら確定で落とせるのでサザンドラがどうしても選出できない場合の最終手段としては使えない事も無い。

選出率は2位。

f:id:YARVERHEAT:20170718183419p:plain

カプ・テテフ ひかえめH236C252D20@とつげきチョッキ (サイコメイカー)

サイコキネシス/ムーンフォース/サイコショック/めざめるパワー(炎)

チョッキヤケモン。ヤケモンは強化アイテム以外ありえないという話は有名だろうし一見すると矛盾としか思えない言葉だが、理念としては(特性等により)強化アイテムを持たずとも強化アイテム持ちヤケモンに匹敵する高い火力が出るが、耐久、もしくは耐性に不足があり十分な繰り出し性能を確保できないポケモンの特殊耐久を引き上げ繰り出し性能を確保してヤケモン化するというもの。カプ・テテフの場合は特性:サイコメイカーによって展開されるサイコフィールドでエスパー技の威力が上昇し眼鏡ラティオスエスパー技と同等の火力が確保できるが、エスパー/フェアリータイプの乏しい耐性では十分な繰り出し性能を確保できないためチョッキを持たせて特殊耐久を数値受け可能水準まで引き上げることでサイクル戦に参加できるようになり、ヤケモンとしての運用が可能となる。論理wikiでの評価は一軍でも二軍でもなくそのまま「チョッキヤケモン」。ヤロテスタントの中でも一部のとつげきチョッキの使用を認める容認派でのみ採用される。こちらもカプ・コケコとベクトルは異なるが異端のヤケモン。

カプ・コケコの耐久ではフェアリーとしての(特に鋼からの交代など炎が一貫する場面での)サザンドラに対する繰り出し性能に不安があったので別に炎技含めてサザンドラに繰り出せるフェアリー(ないしは特殊耐久の高いポケモン)が必要と考えて採用した。

他で見れない明確な役割対象は霊獣ボルトロス程度だが、一致弱点を突かれない特殊全般に大雑把に強い。

技構成は一致最大火力のサイコキネシスムーンフォースは確定、残りは炎4倍の鋼に対する打点を確保するためのめざめるパワー炎、蝶舞ウルガモスや瞑想持ち、受けループに気持ち強く出れるサイコショックを選択。

選出率は最下位。 

f:id:YARVERHEAT:20160913153650p:plain

ギャラドス いじっぱりHA252B4@ゴツゴツメット (いかく)

アクアテール/地震/ストーンエッジ/氷の牙

威嚇枠。論理wikiでの評価は一軍。

例によって過労死担当。バシャーモだのリザードンだの強い炎の相手をすべて押し付けられるかわいそうなポケモン雷パンチは事故

持ち物のゴツゴツメットはガルーラの弱体化により六世代ほどの価値を持たず、はっきり言って余り物を押し付けているような状態だが、 前述の炎ポケモンフレアドライブニトロチャージに繰り出して削りを入れてナットレイの鉢巻ジャイロボールへの繰り出しを不可能にする、もしくは逆にジャイロボールに繰り出され致命傷を受けた炎ポケモンにゴツメでとどめを刺すというような他のヤケモンの火力のサポートのような形でうまく機能した。その他メガギャラドスなどこちらから弱点を突けない接触メインの物理アタッカーと殴り合いにも有用。ガルーラも完全に消えたわけではないので対ガルーラで使われる場面もあった。

技構成は一致技のアクアテール、炎から電気に一貫する地震リザードンへの遂行技のストーンエッジ、氷4倍竜への遂行技の氷の牙で確定。

選出率は1位。

QRレンタルチーム

しばしお待ちを(QRレンタルチーム側に記事URLを貼りたいので記事公開後の追加となります。ご了承ください。)追加しました。

3ds.pokemon-gl.com

☆戦績・その他余談

最高レートはページ上の画像の2032、最終レートは2012です。

f:id:YARVERHEAT:20170718133023j:image
レート2100も目指したかったですが、途中で溶かしてしまい、2000に戻すのに最終日の朝7時まで掛かってしまったため諦めました。

シーズン4で対戦していただいた皆さん、対戦ありがとうございました。

Twitterアカウント:@YARVERHEAT