【ポケモンUSM】シーズン15使用構築 アクテ入りメガヤャラドスヤーティ【最高レート2037】
☆注意
この記事ではロジカル語法こそ使用しませんが、役割論理でしか使われない専門用語のようなものが登場します。
また、各ヤケモンの論理wikiでの評価はシーズン15終了(2019/6/18)時点のものです。最新の評価は各自論理wikiをご確認ください。
☆最高レート&パーティ
並び自体は有名なものですね。言い方を変えればパクリ
☆構築経緯
んなもんパクったの四文字で終わりだろ
元となった有名な並びのラティアスを日食ベースウルトラネクロズマに変更した構築をインターネット大会『ウルトラスーパーハイパーチャレンジ』で使用し、使い勝手が良かったので元の構築も強いのではないかと考え通常レートでの使用を検討し始める。しかし、元の構成のままではガルミミガッサに勝てそうに見えなかったので(見えなかっただけで2000達成者は処理ルートをきちんと確保していたのかもしれないが)勝てそうなポケモンを探したところ、メガガルーラのギガインパクト以外のすべての攻撃を確定で耐え、無振りメガガルーラをZ雷で62.5%の乱数1発で落とせ、また耐えられたり猫だましを入れられても最悪静電気の麻痺や捨て身の反動で誤魔化しが効くうえにミミッキュやキノガッサと対面しても致命的な出し負けにはならないデンキZサンダーが条件を満たすことに気づき採用。その他細部を調整し完成。タイトルに入ってるポケモンを細部扱いしていいのか?
☆個別解説
ラティアス ひかえめHC252B4@こだわりメガネ(ふゆう)
竜枠。論理wikiでの評価は二軍。
ラティの火力が低い代わりに耐久が高い方。火力や耐久の差は種族値にして10や20という一見小さな差だがその差によってメガバシャーモの飛び膝蹴りを確定3発(ラティオスだと30.5%の乱数2発)に抑え、その一方で耐久無振りの霊獣ボルトロスすら眼鏡サイコキネシスで18.8%の低乱数1発(ラティオスなら87.5%の高乱数1発)なので遂行に裏の起点にされるリスクの大きい流星群を打たざるを得ない場面が増える。第七世代環境では強力なフェアリー(特に出し負けると皮を残したまま剣の舞を積まれて負け一直線のミミッキュ)の蔓延によりドラゴンを先発に置いて有利対面からサイクルを崩壊させるという動きが難しくなったためか後発に置いても繰り出し回数を確保しやすいラティアスが一定の評価を得ている。
また、ラティオスにも共通する特徴だが、素早さ種族値が高いため、耐久を確保した遅めの霊獣ボルトロスやデンジュモクに対して先手を取れるのは他の電気対策枠にはない利点だと感じた。
技構成は一致技の流星群とサイコキネシスは確定。残りは炎への打点の波乗り、最後の一枠には鋼が一体しかいないので重くなることが想定されるカプ・テテフを意識してシャドーボールを採用したが、実際にテテフに打つ機会は少なくむしろギルガルドに対して打つことが多かった。
選出率は最下位。そもそもボルトロス入り以外にはほとんど出さなかった。
ナットレイ ゆうかんH236A252B20@こだわりハチマキ(てつのトゲ)
ジャイロボール/パワーウィップ/タネマシンガン/叩き落とす
鋼枠・草枠。論理wikiでの評価は一軍。
鉢巻を持たせることで見た目に似合わない高い遂行速度を確保したナットレイ。その辺りの説明は過去の記事でもしたので省略。この構築の場合のみ言えることは鋼枠が一体しかいないのでHP管理は他の構築以上に慎重に行う必要がある。
今期多く見かけた耐久振りのデンジュモクには鉢巻パワーウィップですら耐えられる場合があり、さらにデンキZ持ちの場合は蛍火からのZ10万ボルトで確定で落とされるため対面ですら負ける危険性がある。その場合はZ読みで役割の薄いポケモンを犠牲にするなどの立ち回りが必要となる。ちなみに蛍火Z10万ボルトや蛍火+ビーストブーストで特攻が4段階上がったエナジーボール、草結びは砂嵐状態のメガバンギラスですら耐えないのでバンギラスを同時選出していても安全とはいえない。
技構成は一致技のジャイロボールとパワーウィップは確定。残りは身代わり対策のタネマシンガンとそこそこの一貫性を持ち、持ち物に依存するポケモンを機能停止に追い込める場合がある叩き落とすを採用。最近増加傾向にある混乱実リサイクル食いしん坊カビゴンも木の実を持っている時に叩き落とすを当てればリサイクルができなくなり機能停止するが炎のパンチ、ノーマルZなど裏目も多く、そもそも低威力の叩き落とすで拘ること自体にもリスクが伴うのであまりアテにしない方がいい。
選出率は1位。
サンダー ひかえめHC252B4@デンキZ(せいでんき)
雷/熱風/ボルトチェンジ/めざめるパワー(氷)
ボーマンダ対策枠…にはバンギラスもいる。じゃあこいつは何枠なんだ 論理wikiでの評価は二軍。
第六世代・ORAS期に行われたポケモンスクラップ2016という大量のポケモンパンや飴を食べさせられるキャンペーンで入手可能だった課金ポケモン。
デンキZを持たせることで電気等倍以上のポケモンに対する決定力を確保でき、これによりメタグロス、ゲンガー、ガルーラ、ミミロップといった強力なメガシンカポケモンのほとんどの攻撃を耐えて乱数1発から確定1発で倒せるようになり元来の広い攻撃範囲や不利対面であっても先手を取れるなら削りを入れられるボルトチェンジと合わせて高い対面性能、先発性能を確保できる。
技構成は一致技の雷とナットレイやハッサムへの遂行技の熱風、攻撃と同時に交代できるボルトチェンジ、氷4倍ポケモンへの打点のめざめるパワー氷で確定。
選出率は3位。後述するカプ・レヒレの持ち物がミズZのため2Z構築だが、サンダー自体は不一致技でも役割遂行ができるポケモンなので少なくとも2Z選出時にサンダー側がZを使えなくなることでのデメリットはあまり感じなかった。
カプ・レヒレ ひかえめH236B20C252@ミズZ(ミストメイカー)
ハイドロポンプ/ムーンフォース/草結び/めざめるパワー(炎)
ジャラランガが一定数採用されるようになったことで需要が増したフェアリー枠。論理wikiでの評価は一軍。
高めの耐久、優秀な耐性と特性ミストメイカーによるミストフィールドの展開で状態異常対策が可能な点が特徴のポケモン。ただし最も厄介な状態異常である眠りに関してはカバルドンやブラッキーなどの欠伸持ちはともかく、催眠術・キノコの胞子・眠り粉の主要な使い手であるゲンガー・キノガッサ・デンジュモク・フシギバナなどに悉く一致弱点を突かれるので単体では対策になりえない点に注意。また自身には元々無効だが後続の接地しているポケモンにドラゴン耐性を付加できるのも特徴で、これによりバンギラスやメガギャラドスがメガリザードンXの剣の舞逆鱗やアーゴヨンの悪巧みZ流星群といった強力な一撃を安全に受けられるようになる。これらの効果は当然相手側の(接地している)ポケモンにも適用されるため、ラティアスの流星群が弱体化、サンダーの静電気が発動しないなどマイナスに作用する場合もある。
技構成は一致最大火力のハイドロポンプとムーンフォースは確定。残りは一致技両方を半減する草鋼複合への打点のめざめるパワー炎、最後の一枠には吹雪を採用していたが何の役にも立たなかったので最終的にまだ打ちたい場面があった草結びに変更。その草結びも1回メガラグを倒すのに使っただけだったが。
選出率は5位。メガギャラドスを採用するヤーティではギャラドスのメガシンカで耐性が変化しても自分側のサイクルが崩壊しないよう通常ギャラドスの役割をある程度カバーできるポケモンを採用するのが鉄則だが、通常ギャラドスとしての運用を含むギャラドスの方に信頼を置いていたためかむしろギャラドスと役割が被るこちらの選出率が落ちジャラランガ避けの置物と化してしまったという印象。サンダーもZを持っている2Z構築のため2Z選出を避けるためにカプ・レヒレの選出を避けたという部分も否定できない。
バンギラス いじっぱりHA252D4@バンギラスナイト(すなおこし→すなおこし)
メガ枠その1・悪枠その1・ボーマンダ対策枠その2。論理wikiでの評価は一軍。
圧倒的な種族値を利用してリザードンやボーマンダといった強力なメガシンカポケモンを後出しから対処することが可能。この並びではカプ・レヒレのミストメイカーのドラゴン半減を利用して悪巧みドラゴンZアーゴヨンを安全に処理する動きも可能だが、実際にはカプ・レヒレを選出できないことの方が多く、そのギミックを利用する機会は少なかった。
技構成は一致技のストーンエッジと噛み砕くは確定。残りはノーマルや鋼、サザンドラへの打点となる馬鹿力、最後の一枠には炎や地面がいない関係で重くなりそうなクチートやギルガルドを意識した地震を採用したが、ギルガルドはともかくクチートと対面することはなかったので他の技でもよかったかもしれない。
選出率は2位。
ギャラドス いじっぱりHA252B4@ギャラドスナイト(いかく→かたやぶり)
メガ枠その2。威嚇枠でもあるがメガシンカすると威嚇を失い、ゴーストの一貫を切る悪枠としてはあらかじめメガシンカしておかないと機能しないという難儀なポケモン。それゆえ論理wikiでは通常ギャラドスが一軍とされているのに対し、メガギャラドスは二軍という扱いになっている。
メガシンカでタイプを変化させられるポケモンの中では唯一メガシンカ前後両方がヤケモン足り得るポケモンであり、それを利用して水飛行タイプ特性威嚇の通常ギャラドス、水悪タイプ特性型破りのメガギャラドスそれぞれとしての運用のほか、前者に対して打たれる電気技や岩技などの威力をメガシンカすることで抑える、威嚇を利用して繰り出した後、もしくは場に出してから即メガシンカすることで威嚇の恩恵を受けたままメガの火力上昇や悪タイプの耐性、型破りの効果を利用するなどその運用法は多岐に渡る。ただし、ギャラドスの役割における威嚇と飛行タイプの比重は非常に大きく、また、単純に弱点が増えることもあり、メガシンカのタイミングを誤ると同時選出した場合のバンギラスがメガシンカできなくなることも含めて自分側のサイクルを崩壊させかねないなど柔軟性に反して運用の難易度は極めて高い。
技構成はメガ前後共通の一致技のアクアテール、メガシンカ状態なら型破りで浮遊に通り、ギルガルドやメタグロス、ゲンガーへの遂行技にもなる地震、リザードンXY両方への遂行技のストーンエッジ、氷4倍ポケモンへの打点の氷の牙で確定。メガシンカせず運用する場合も多かったため個人的にはよほどのこと*1が無い限り噛み砕くやアイアンテールといったメガシンカしないと使い物にならない技を入れるより通常ヤャラドスのテンプレ構成の方が安定すると思った。ただそれらの技が無いことで持ち物をメガストーンにする必然性がやや薄れてしまったため『メガギャラドス』を採用する上での最適解とまで言い切れるかには疑問が残る。
選出率は4位。
☆QRレンタルチーム
しばしお待ちを(レンタルチーム側に記事URLを貼りたいので記事公開後の追加となります。ご了承ください。)追加しました。
☆戦績
最高レートはページ上の画像の2037。最終レートは下の画像の1905でした。
例によってレートを維持できず溶かしてしまいました。元の並びには2100達成者もいること、またボスラッシュの開催が決定していたことを考えるともう少し上を目指したかったところです。
シーズン15で対戦していただいたみなさん、対戦ありがとうございました。
Twitterアカウント:@YARVERHEAT